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知財図鑑関連アワード受賞知財
2025.05.22
レポート
【後編】すごい知財を表彰するアワード「知財番付」 初の授賞式イベントが開催─未来を拓く知財の祭典
株式会社 知財図鑑

2025年4月23日、知財図鑑主催の「第5回知財番付 授賞式 Meet Up」が、東京都千代田区のPYNT(日建設計本社ビル3階)にて開催されました。本イベントは、世界を進化させる“すごい知財”を表彰するアワード「知財番付」の授賞式と、知財に関心を持つ参加者同士の交流を目的としたミートアップを兼ねたものです。
後半は、明治大学 総合数理学部 宮下芳明教授による基調講演からスタートしました。トークテーマは「未来を発明するフロンティア思考」。
AIに味を推定させ、産地の違いも再現する調味装置「TTTV3」、電気味覚技術で減塩食の味わいを強める食器「エレキソルト スプーン」、音や映像のように距離を超えて"味"を共有できる「味覚共有技術」、など、味覚に関する技術を幾多発表する宮下教授ならではの、6G時代の新しい価値を提供する「人間拡張基盤」に迫る興味深い基調講演をいただきました。
授賞式のあとは、受賞者や、知財に関心を持つ参加者同士の交流を目的としたミートアップ(交流タイム)を開催。受賞企業の一部の皆様は知財サンプルを持って来場してくださり、参加者同士で実際に新素材や新技術を見てとることができました。
交流会の一角では、「Chronospoon: 時を操る調味食器」の体験エリアも誕生。この技術を発案した宮下教授自身よりご紹介いただく機会に恵まれ、来場者の方々も体験。
通常は稀な機会にしかお目にかかれない貴重なこのデバイス。来場者は、作りたてのカレーの味を「Chronospoon」で72時間、時間を“順行”(進める)させ、調理後に寝かせたカレー特有の旨みある味に変化させ、味の変化を味わいました。
【知財番付】 受賞者からの反響
受賞の方々からの、知財番付についての反響を一部ご紹介させていただきます。
理工学部 インテリジェント情報工学科 知的機構研究室(奥田正浩 教授)とコマツ株式会社が「知財番付2024」に入賞!
【かべぴた】が「知財番付2024」にて入賞しました
ウィザードシリーズが「知財番付2024」専門性部門 BRONZE賞を受賞しました!
「洗剤を使わず“水”で洗う洗濯システム」が知財番付2024に入賞
授賞式のハイライト
知財番付は、共創や、その後につながるムーブメントも創出しました。受賞者同士の繋がりや、次なるコラボレーションを生み出したのも特徴的でした。授賞式のあとには、Taste Time Machineの宮下芳明教授の研究室と、空を閉じ込めたグラス GLASCIEL が交流やコラボレーションに繋がっているのを拝見し、知財図鑑の取り組みや知財番付の取り組みが、我々の目指している【新規事業の共創】につながっているのを感じ、知財図鑑の一同、喜びに包まれました。
“すごい知財”を発掘し、表彰し、そしてまた新たな共創を生み出すこの年次アワードの「知財番付」。毎年、知財図鑑編集部および知財ハンターの審査員が厳正な審査を行い、特に評価の高かった知財と企業に対して表彰を行っています。「世界を進化させる知財」を多くの新規事業担当者や投資家に広めるとともに、新たなビジネスや社会実装の創出を支援しています。
知財図鑑は今後も、優れた知財を世に届けてまいります。次なる「第6回知財番付」のアワード開催を予定しておりますので、ご期待ください。知財番付へのお問い合わせ、「知財番付」とのコラボレーションへのお問い合わせや、興味・関心のある方々、エントリーされたい知財をお持ちの方々も募集しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
これまでの知財番付:
▶︎『知財番付2024』 ▶︎『知財番付2023』 ▶︎『知財番付2022』 ▶︎『知財番付2021』
▶︎『知財番付2020』 ▶︎『知財番付2020』受賞者インタビュー
「第5回 知財番付」 授賞式 イベント概要
開催日:2025年4月23日(水)
会場:PYNT(日建設計本社ビル3階、東京都千代田区飯田橋2-18-3)
第一部(授賞式)
各分野の授賞式・総評および記念撮影・トークセッション
第二部(懇親会)