Pickup
2022.04.28
“触る”感覚を塗り替える、ハイパーリアルなハプティクス技術
「ハプティクス(haptics)」とは、ユーザーに力や振動、動きなどを与えることで「実際にモノに触れているような感触」をフィードバックする技術です。身近な例では、iPhoneのホームボタンを押し込んだような擬似感触や、PS5などのコントローラーでゲーム中の衝撃を振動で感じることもハプティクスの活用事例です。
ハプティクス技術はVR・AR・MRの領域と掛け合わせることでバーチャル空間を「触る」体験をつくりだすことができ、エンターテイメント領域や遠隔コミュニケーションへの広がりだけでなく、医療やロボティクスなどあらゆる分野で応用と実装が進んでいます。この特集では、リアルな“触る”感覚をテクノロジーで生み出し、触覚体験の常識を塗り替えるハプティクス知財を紹介します。
(知財図鑑では随時、特集に関連する知財情報を追加していきます。 知財の掲載はこちらからお問い合わせ下さい。)
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知財ハンターのコメント
VR空間内の触覚情報を超音波に変換し、デバイス上部の無数の穴から空中領域にインタラクティブな触覚フィールドをつくり出すシステムです。専用のグローブなど必要なく、素手で空気から、超音波の圧力をもとにVR空間の触覚の質感を受けることができます。