大阪・関西万博の「目玉」を、オープンな資産に─こみゃくが生み出す新しい知財のカタチ
2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博。万博のさまざまなインターフェースを統一し、一貫した体験を提供することを目的として設計された「デザインシステム」を「死蔵」させない取り組みが議論されている。
閉幕前日の10月12日に大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)で開催されたトークセッション「オープンデザインの未来 ― こみゃくはどこに行くのか?」では、クリエイティブディレクターの引地耕太氏、シティライツ法律事務所の弁護士・水野祐弁護士、建築家の豊田啓介氏(東大生産研/NOIZ)、知財図鑑の荒井亮氏が、デザインシステムから生まれた「こみゃく」と呼ばれる二次創作の事例を元に、未来社会の知財の在り方について熱い議論を交わした。