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2024.03.29
飲酒体験をアップデートする、 アルコールテック
人類がアルコールと出会ったのは太古の昔。一説によると、最も古いとされる果実酒は紀元前4,000年頃にはメソポタミア地方で嗜まれていたと言われています。
祭礼での精神的な体験の手段、疾病の治療薬、貯蔵可能な栄養源、日常の嗜好品など、アルコールはその時代ごとで多様な意味合いを帯びてきました。時に過度な飲酒から生じる弊害も指摘されてきましたが、アルコールはいつの時代も人間社会に深く根付いていたのです。
そして今、テクノロジーの進化によって、アルコール文化にも新たな地平が開かれつつあります。本特集では、持続可能な原料の利用や廃棄物の再資源化、味覚や嗅覚の体験拡張など、これまでにない発想から生まれた、アルコールにまつわる最先端のテクノロジーをご紹介します。
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知財ハンターのコメント
空気と水のみからつくられるサステナブルなウォッカ。製造されるエア・ウォッカ1本あたりで温室効果ガスが1ポンドが空中から除去されるとのこと。世界各国の観光地やパワースポット、思い出の部屋の「空気」を原料としたお酒も未来にはつくれるかもしれません。